平凡な日のインスピレーション
特別なことがあった日にブログを
書くことにしようと思うと、
いつかは毎日書いていたブログから
本当に遠ざかってしまいました。。
今日は平凡な日でしたが、それでも
色々思うことがあり、早いうちに
ダラダラと、、ですが書いておきましょう。
京都から神戸に行くのに
お昼に電車に乗るでは時間的に遅すぎますが、
今日の私はフットワークが軽かったです。
目的はペルシャの工芸品のギャラリーへ行くこと。
以前にペルシャにまつわるものはないか?
と調べた結果、昔神戸にイランの異人館があり
それは阪神淡路大震災でかなりの被害を受け、
取り壊しになってしまったけれど、
後にダルヴィッシュ有さん(イラン人と日本人のハーフ)のミュージアムになった、というのを読んで知っていました。
今朝再び調べると、工芸品のギャラリーも
一緒にある様で?
それなら行く価値があるじゃない、と
出向いた訳です。※野球は知らないので…
ですが、それはいつもの早とちりで…
ダルヴィッシュ有さんのミュージアムは
やはり野球一色でした。
野球のことは全然分かりませんが、
壁に書かれていた
アスリートの格言の数々を一つずつ立ち止まって読みました。
努力家のダルヴィッシュ選手、
そりゃあ一流なのです。
今日ふらふらっと神戸に来た自分との対比も
甚だしく恥ずかしかったです。
後にダルヴィッシュギャラリーという名前の
ギャラリーがやはり別にあるという事が
判明しました。。
神戸の坂を降り、道沿いのお店を観光客の様に隈なく見ながらトアロードを抜けてゆきます。
お天気・春の陽気の神戸、
私の大好きな思い出の神戸、
きれいな街並みの神戸を、歩く幸せ。
こうやってゆっくり過ごしている平日に
…今みんな一生懸命働いてるのに…
と時々思います。
でも、ゆっくりした人生を選んだ自分も
いいじゃない。
ギャラリーは、イランの方と日本人の方が働く
所謂、事務所でした。
残念ながらギャラリーといった展示室はなく、
数点あったものを見せていただきながら、
おしゃべりしてきた感じです。
みなさんはとても気さくで、お話しはとても楽しかったです。
ミーナカリーという工芸品を
陶器だとばかり思い込んでおりましたが
ようやくそれは中が銅で出来ていて
周りは美しい模様が焼き付けてられているものだと
いう事を教えていただきました。
そして、不思議な形をした
ペルシャンガラスの瓶は
涙壺(なみだつぼ)と呼ばれ、
映画のエピソードをお話ししてくださいました。
夏目雅子さん主演の「時代屋の女房」という
古い映画の最初のシーンに登場し、
夫が戦場に行ってしまった悲しみの涙を溜める為の
壺だと渡瀬恒彦さんが説明します。
ユニークで、どこか詩的で、
'イランに行ったら買う'リスト入りでしたが
よく泣いてしまう私が泣かなくていい様に
涙壺は買わないで…と友達に言われました。
ラマダン真っ最中に
後ろめたい気持ちでケーキセットを
食べながらムスリムの友達と
涙壺の事でメールをし、その優しさを感じます。
今日は目的はそんなに果たせず、
それでも、こんな日があってもいいじゃない?
とお昼と足取りはポジティブなまま
帰り道をゆきます。
そして幸運にも、日本で1番古いと言われるモスクを見つけました。
そのお話しはまた明日以降…
おやすみなさい。
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